薬剤師のつぶやき
お薬の不足対応
お薬の供給状況は以前と代わらず、むしろ2年前より悪化しているように思います。
お薬の供給停止や販売中止が後を絶たないのが実状です。
今まで飲んでいた薬が飲めなくなってしまったら、患者様はとても不安に思われるかと思います。
私たち薬剤師にとっては、お薬が不足していることが当たり前でも、患者様にとっては当たり前じゃないということを理解した上で、患者様の不安を取り除く努力をしなければならないと思っています。
以前に、お薬がどうしても入らないと、医師の先生に相談をしたことがあります。
そこで今後の方針を決めてくださった際に言われたことがあります。
「患者様は見てるからね」
患者様のために誠実な対応をしていれば、薬剤師が頑張っている姿をちゃんと見ている、と言われたことを今でも覚えています。
日頃から、その先生が患者様と真剣に向き合っているからこそ、自然に出た言葉なのかなと思います。
私はお薬が不足したときや、在庫が無いために渡せないときは、可能な限りの対応をするように努力しています。
「そこまで私のお薬のためにしてくれてありがとう」
「またここの薬局に来ようかな」
「今後もあなたにお薬を渡してもらいたい」
という、ありがたいお言葉をいただける機会が増えました。
その先生が言う通り、患者様はちゃんと見てくれているんだなと思います。
まだまだ長い薬剤師人生ですが、その先生の言葉を忘れることはないと思います。
これからも「ここの薬局にきて良かった」「この薬剤師さんで良かった」と思ってもらえるように引き続き頑張りたいと思います。
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