松尾画報

辺境のカンガルーの近況

これが原因?

新しい紙幣に代わって数ヶ月。
ずーっと、あまりよい評判を聞かないんですが、
私、新紙幣デザインが結構好きです。

「紙幣としての重みがない」」とか言われますね。
わからなくはないんです、もちろん。
特に壱万円=諭吉さん、が覆った心理的影響はデカいぜ。

メインが漢数字じゃなく算数字なのがダメ、とか。
カラフルでテカテカしてておもちゃのお札みたい、とか。
なんかしらんけど雰囲気が軽い、とか…もはや悪口レベル。

特に壱万円札の評判がよくないような。
なんでかなー?と新旧両方を並べて眺めてみると、
あ、これ、もしかして大きな要因かも?てのを発見しました。

諭吉さんは着物で、渋沢さんはスーツなんですよね。
これ、結構な違いじゃないでしょうか。
渋沢さん、身近な雰囲気があって、特別感に欠けるのかも。

人によってはほぼ毎日着ますからね、スーツ。
いや、ま、逆に毎日着物だよって人もいるでしょうけど。
一般論として、やっぱ身近過ぎるのかも、スーツの存在。

重ねて、個人的には結構好きです、新紙幣デザイン。
明るくて新時代にわくわくする、という感じがしますし。
算数字は漢字圏以外の人にも理解しやすいだろうし。

まだ微妙に新旧混在しているのが面白いですね。
移行期のカオス状態って感じで。
そうないことだし、前向きに楽しんでいこうじゃない。