松尾画報

辺境のカンガルーの近況

みんなそう

漢字ミュージアムの話をもうひとつ。

娘は1Fの歴史系よりも、
2Fの実践系の方が楽しそう。やっぱりね。

「オリジナル漢字づくりコーナー」が、
特に気に入ったようです。

自由な発想で漢字を考えて、意味や成り立ちを書き、
作品としてボードに貼って展示するコーナー。

自分の名前を一文字の漢字に収めようと、
いろいろ試行錯誤して書いています。

私たち以外にも何組かの家族が、
うんうんと悪戦苦闘して何か書いています………が。

「ほら、はみ出さずに書いてって言ってるでしょ」
「なんでそんな字汚いの、ちゃんと書いて」
「書き順が違うでしょ、さっきも言うたやん」
「……もうお母さん、先行くしな。もう知らんし」

…うむ、気持ちはよーーーーくよく、わかります。
つい、すぐに口出しちゃうんですよね。

けど、子どもの考える機会を奪うという観点もあって、
小言は極力我慢した方がいい、とも聞きます。

怒るとやっぱりギスギスしますしね。
細かいこと言わずにできるだけ見守るように…。

「……おい、鉛筆ほったらかしやぞ、ちゃんと戻しなさい」
「もっと力込めて消せって、まだ線が残ってるやん」
「えぇ?もう一回書くの?もういいから早よ次行こうって」
「はぁ?この後、アイス食べたい?朝も食べたやろー!」

…ま、こうなっちゃいますよね。
我ながら、なにをそんなに焦れているんだか。

ゆっくり丁寧に漢字を書くときように、
おだやかな心を持ちたいものです。