松尾画報

松尾の独り言

インフルエンザという病名

インフルエンザは英語では略してflu、日本語では流行性感冒を略して流感と言います。
江戸時代、当時非常に強い関取でインフルエンザで現役死された大横綱の名に因んで谷風と呼ばれていたそうです。
インフルエンザという病名が使われるようになったのは、16世紀のイタリアで、当時はまだ感染症が伝染性の病原体により成立するという概念が確立しておらず、汚れた空気により発病すると考えられていました。
毎年のように冬になると流行し春になると終息することから、当時の占星術師は星の動きの影響と考え、影響という言葉を意味するinfluenceが語源となったそうです。