松尾画報

辺境のカンガルーの近況

不自由な理想

そういえばふと思ったんですけど、
かれこれ10年以上、足を組んでいません、私。

5年くらい通ってたカイロプラクティックで、
骨格歪むから足組んじゃダメ、って言われたんですよね。

姿勢を正そうと結構高い意識で通いはじめたので、
何がなんでも足は組まないように、と意識していました。

通うのやめてからもすっかり習慣になっちゃって、
今でも足を組もうという気すら起きません。

ふと気付いたんですが、同じ感じでここ3年ほどは、
ほとんどポケットに手を入れなくなりました。

冬はちょっとポケットに手を入れて歩きたくなるんですが、
手袋さえしていれば、耐えられない寒さじゃないですしね。

でも、あれ?足組みは分かるけど、ポケットはなんでだ?
考えてみたところ、思い当たることはひとつ。

きっと3年前にAppleWatch買ってからだ、これ。
手を動かさないと、運動として計測されにくいんですよ。

足も手も、すっかり意地になってます。
昔はどちらも、わりと好きな行為だったんですけどね。

自分を理想の姿に持っていこうとすると、
ときに不自由に感じるようになりますよね。

けど、その不自由にももう慣れちゃったので、
今日も手袋してスタスタスタスタと歩きます。