松尾画報

まつお内科写真部by(さすらいのコレクター)

冬はカキ(牡蠣)の季節

冬になると美味しい食材の一つにカキがあります。奈良ではなかなか巡り合わないですが、海沿いではカキ小屋が催され、焼きガキを楽しむことが出来、他にも生ガキ、フライ、鍋等色々な料理を味わえます。
カキの仲間は、約3億年前古生代から生息する貝です。ヒトにとってもその付き合いは長く、ローマ時代から食用の記録があります。
画像は白亜紀フランス産のイタボガキの一種です。白亜紀の化石なので真っ白です。形も我々の馴染みのあるヒラガキとは異なり、まるで動物の歯の様な形状です。可食部は少なそうですね。
話しは戻り、フランス産のカキですが、1960年代、病気により絶滅しかかり、その際ニンゲンの需要を満たすため、日本から種ガキが1980年頃まで継続して持ち込まれ養殖が復活したとの事。つまり、現在のフランスのカキは日本産の子孫だそうです。
文:さすらいのコレクター