辺境のカンガルーの近況
十扉十色
梅田のとあるビルに、妙に動作がもっさりした自動ドアがあります。
開閉の動き自体が遅いのに加えて、ドアの前に人が来たときの反応も遅いんです。
人が頻繁に歩いて開きっぱなしのときは気にならないんですが、
人通りがまばらなときはちょっと注意が必要です。
普通の速度で歩いて、ぶつかるぎりぎりくらいにならないと開きません。
先日はドアに肩をぶつけて「なんでッ!?」って叫んでいる女性を見ました。
なんというか、気持ちはすごく分かるんですけどね。
ただ、なんでだかは分かりませんが、そういうドアなんです、そこは。
ドアが勝手に開いてくれるわけですから、まあ大目に見てやりましょう。
速度の設定とか変えれるんでしょうかね? ああいうのって。
別のビルには、横でなく手前や奥に開く自動ドアがあります。
押したり引いたりして開ける形状のドアが、自動になっているんです。
このドア、こちら側に引き開けられるときは、かなり遠くから反応して開きます。
そりゃまあそうですよね、開くのが遅いとドアがぶつかってくる形になるわけですから。
分かってはいるんですけどね、毎回ついつい思っちゃうんです。
「どんだけ遠くから開いてくれんねん、君」
子供でもあるまいし、いい歳して自動ドアなんかにつっこみたくはないんですが。
たいていの人はそう思うんじゃないかなぁ、あの距離は。
ぜひ一度見ていただきたいものです。
自動ドアにも、いろいろと個性がある時代ですね。