松尾画報

辺境のカンガルーの近況

古くて新しい

YouTubeで古いTVCMを見ていると
しみじみするほど古い表現に出会えます。

当時はおそらく最先端、もしくはセオリー。
表現がなかなかに直接的で面白い。

見逃すな!乞うご期待!大好評発売中!
みたいな表現であふれてるんですよね。

当たり前ですけど、大変わかりやすい。
「これいいよ、買ってよ」なわけですから。

そう考えると、昨今のCMやプロモーションは、
時代の流れや空気を汲んで作っているなー、と実感します。

「これはないなー」っていうところをうまく避けつつ、
絶妙なポイントに落とし込み、それなりに万人受け。

うまくいけば時代の流れを汲んだものとして、
賞賛されちゃったりもするわけで。

要求を直接的に伝えないCMもありますし、
そのために何のCMか分からない、まである。

「敢えて刺激的な表現で注目を狙う」
なんて、90年代的というか、もはや古い気もしますね。

ま、そういうの見て育った私みたいな年代が、
いろんな会社で最前線でやってるわけでしょうし。

時代は流れていきます、これでもかってくらいの速さで。
「いいよ!買ってよ!」も好きですけどね、ストレートで。

時代の流れにしっかり乗る必要はないけど、
アウトラインくらいは掴んでおきたいかもですね。