松尾の独り言
同級生の教授
松尾です。
一般的に、即物的には医者の最終目標は大学教授になって後進の指導にあたり名を残すか、開業して地域医療に貢献するかという風潮が昔から存在しています。
100%正しいとは思いませんが、50才という年齢を過ぎて感じることは、あながち間違いではない気がします。
例えば、私の周りの開業医仲間で忙しくされている先生方は、方法論は違えど皆真剣に寝食を犠牲にして医療に集中されています。
また、母校か他大学かを問わず大学に残って研究し、留学された先生方は、私の学年近くだけでも、次々と教授に就任されています。
最近では、札幌医科大学や福井大学の外科の主任教授がそうであり、彼らには医学の発展のために一人でも多くの優れた医師を育てて欲しいです。
育つと思います。
中でも、同級生なので敢えて実名を出させて頂きますが、大学卒業後、小児科に進まれた金漢錫君が現在ソウル大学の小児科の教授をされています。
ソウル大学といえば、聞くところによると日本の東大のような位置付けであるそうです。
この金君、かなりの男前で、学生時代からモテモテでした。母校小児科時代には、子供さんを受診させるお母さん方が、あまりのハンサムさに皆緊張したというエピソードも聞いています。
しかし、韓国の頂点の大学で、後進の指導にあたられる立場に成られたとは、並大抵の努力ではなかったと思います。
風の便りで、大学を問わず日本からの留学生を積極的にお世話されていると聞きました。
医学の発展のみならず、国際交流にも貢献されている金君に、「松尾、もっと要領良くしろよ!」と言われている気がします。
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