松尾画報

辺境のカンガルーの近況

夜景の値段

電車の広告で「1000万ドルの夜景」というキャッチコピーを見ました。

六甲山に夜景を見に行こう、みたいな広告でした、たしか。

関西で夜景といえばやっぱり神戸ですもんね。

長崎とか横浜とか函館とかも有名ですかね、たぶん。

 

 

 

この手のコピーって100万ドルが相場だったと思うんですよ。

たしか電気代換算とかそんな根拠もあたった気がしますが。

まあ、細かい事はなんだっていいんです、そんなのは。

とりあえずすごく価値や夢があると伝わればいいんです。

 

ただ、それがもはや100万ドルでは不十分だったということなんでしょう。

じゃあ200万ドルだ、2倍だどうだ、という意見もあったかもしれません。

でもなんか200万ドルより300万ドルの方がまとまりよくない?だったかもしれません。

いやいやもうひと声だよ500万ドル、でもよかったわけです。

えーいこのさい一桁あげて1000万ドルだこのやろー、ってなったんでしょう。

どこかの広告代理店でそんな会議あったんでしょう、きっと。

 

しかし私だけでしょうか、この1000万ドルという数字がなんかピンとこないのは。

「ひゃくまんドル」っていう言葉は声に出して言いたくなりますけど、

「いっせんまんドル」はなんかいまいちじゃないですかね。

3000万ドルならなんかしっくり来るんですけどね。さんぜんまんドル。

 

 

 

まあ、ただの個人の感想です。

今ざざっと調べたら、本当に1000万ドル分くらいの消費電力があるそうですね。

ちゃんと的を射て謳ってるということですね。こりゃ失礼しました。

 

でもやっぱり言いにくいですよね?いっせんまんドル。

かといって円換算で「10億円の夜景」っていうのもなんだか生々しくて嫌ですね。

うーん、やっぱり100万ドルでいいんじゃないかなぁ。