松尾画報

松尾の独り言

思い出をありがとう

マックスから妻へネックレスのプレゼントです。

今朝、オーストラリアからホームステイに来ていた高校1年生のマックス君を、伊丹空港まで送って来ました。

マックスは、日本のアニメに興味を持ち、2年前から日本語の勉強を始めたそうです。将来は、人を助ける医療に携わりたいそうです。

健康で、リラックスして過ごし、色々な体験をさせるよう、我が家なりに努力しました。

本物を感じて欲しかったので、玉三郎の歌舞伎に連れて行きましたが、おそらく退屈であったと思います。将来、彼の心の片隅に、日本の伝統芸能のスーパースターを見たことがあるという履歴が残れば充分です。

息子とともに、ゲームセンターにも行きましたが、やはり、目の色が変わり楽しんでいました。

野菜以外は、とにかく沢山食べてくれ、嬉しくなりました。

マックスは、いわゆるイケメンで、日本の在校生のみならず、ツーショットを撮ったりしてお母さん方にもモテモテでした。

外見はモデルばりの綺麗さですが、私が強く感じたのは、彼の心の優しさでした。優しさが、その笑顔に滲み出るので、マックス的に言うとトテモカッコイイとなるように思えます。

退屈であったであろう歌舞伎の公演後も、トテモタノシカッタ。京都の三条の喧騒の中、駐車場が判らなくなり、妻と息子の4人で歩きまわることになり、足が痛くなり遅れる妻を気にして何度も振り返り、ひきもどって寄り添い「ダイジョブ?」と声をかける姿が印象的でした。

奈良には5日という短期間の滞在でしたが、笑顔を絶やさなかったマックスでした。
空港で、優しく端正な眼に涙が滲んでいるのを見たとき、私たち家族の胸に熱いものがこみ上げました。

息子は、「家の灯が消えたよう」と表現しています。

今頃、ブリスベンへの帰りの機中です。眠っているのか、食べているのか、何故か気になります。