松尾画報

まつお内科写真部by(さすらいのコレクター)

福井大学 恐竜学部 新設

2025年春、日本で初めての「恐竜学部」が福井県立大学に新設されます。面白いのは一般の人々の反応です。「卒業後どんな進路へ進むのか?」が注目されており、就職先が気になるみたいですね。
海外で地質考古学を専攻した学生の就職先の1つに石油会社があります。今回紹介する化石はその石油を見つける為に役立つ化石です。
画像は「厚歯(あつば)二枚貝」と呼ばれる絶滅した貝の化石です。恐竜が繁栄した時代特有の二枚貝ですが、見た目は貝に見えず、よく、表現されるのが「蓋のついたコップ」です。 白亜紀後期にサンゴ礁を駆逐するほど大繁栄し、海で大きな礁を形成し暮らしていました。
 この化石が密集するところは石油が貯まる場所で、中東が一例です。この為、化石に詳しいと石油会社で就職・・・と言った事が海外ではあります。将来、福井大学卒業生はどの様なキャリアに進むのでしょうか?
 余談ですが、日本では質の良い厚歯二枚貝の化石はほとんど見つかりませんが、海外から輸入された建築用石材で見る事が出来るので、意外にも百貨店の壁で遭遇します。