辺境のカンガルーの近況
粋
前回書いた大学時代の友人のガールズバー。
思えば、ちょっと素敵なことがありまして。
その友人とは音楽サークルで一緒で、
4年間、ともに楽器を弾きまくったんですよね。
で、私が来店するのに合わせて、
私のためのプレイリストを作ってくれてたんです。
ガールズバーにしてはアッパーじゃない曲ばかり。
’60sや’90sのロック、私にとっての青春ミュージック。
最初は、おー!好きな曲ばっか!と思ったんですが、
この店のBGMはこれでいいのか?とも思ってたんです。
友人がね、すごーくわざとらしく言うんですよね。
「あれ?お前と話してたら、偶然お前の好きな曲がかかった?」
とはいえ音楽の好みが近しいとこがあるので、
あ、友人が好きな曲選んでかけてるのか、と思ってたんです。
が、スマホばっかさわってたキャストの女の子が、
ちらっと耳打ちしてくれたんですよね。
「店長ね、今日の夕方からずっとプレイリスト編集してたんです」
「これってハシモトさんの好きな曲なんですよね?」って。
おぉ…わざわざ作ってくれたのか、1時間だけの滞在なのに。
なかなか粋なことしてくれるじゃないか…。
スタッフ皆さんにドリンク振る舞いました。
あぁ、まんまとやられちゃってるけど、ま、いいや。
けどやっぱ、入店とともに「HEY JUDE」はどうだろう。
閉店間際みたいな空気みたいになってんじゃんか…。
次は閉店までいろってことですかね。
わかったわかった、次はもっとゆっくり語ろうか、うん。