松尾画報

駒汚れなく道険し

菱湖の入り口

先日竜王位を獲得して藤井聡太九段が史上最年少の四冠になって以来、将棋界も少し落ち着いております。年内の大きなタイトル戦も一通り終わりました。そんな中ではありますが、地味ながら実に気になる対局が行われました。12月13日の「新人王記念対局」です。

これはその年の新人王とスケジュール上選ばれたタイトル保持者が戦う非公式戦なのですが、これがなんと藤井四冠vs伊藤匠四段!藤井さんは言わずもがな、伊藤匠プロといえば現役最年少で新人王、先の早指し戦「ABEMAトーナメント」でもその藤井四冠のチームメンバーとして並み居る強豪プロをなぎ倒して行った若手注目株です。

対局結果の公開は来年1月との事なのでしばらくお預けですが、これからの将棋界を担って行くと言われている2人、今後のタイトル戦で顔を合わせる事も多いでしょう。どの様な結果だったか気になるところです。

さて。新たに取り組み始めた菱湖書の彫駒製作。いやぁ、今まで彫っていた金龍と字の線の感覚が違い過ぎて難しい。。

おまけに年の瀬が近付くにつれて仕事に終われる様になり、ゆっくり腰を据えて作業に取り掛かる時間も確保できません。

まぁ焦ってもしょうがない。できる限り時間を作り取り掛かります。