松尾画報

駒汚れなく道険し

菱湖書 金将

現在行われている「第5回ABEMAトーナメント」、プロ棋士3人×15組で争われる団体戦ですが、息子が応援している佐藤天彦九段率いるチーム天彦が2連勝して予選リーグを突破しました。
チーム康光、チーム稲葉と実力も勢いもあるチームとの予選でしたが、その中でもリーダーである佐藤天彦九段が大活躍。初戦、第二戦と合わせて5連勝でチームを牽引しました。さすがは元名人であり、l10人しかいないA級棋士のお一人。特に第二戦ではチームに流れを作ると第一局から連続で登場し、連勝でチームに流れを作りました。
これにはファンである息子も大喜び。前回は叶わなかった本戦出場を決めたので、これからも楽しみです。

さて。菱湖書の金将を彫り始めました。

前回ん取り組んだ銀将と同じくバランスが取りにくい「将」の字を如何にデザインするか、シンプルながら少しのミスで見栄えが大きく変わる「金」をどれだけ綺麗に彫るか、腕が試されます。

銀将の時は師匠から「全体的に線が細い」「線の終点の収まりが悪い」というご指摘を頂いていたので、それらに意識を置いて彫り進めます。