辺境のカンガルーの近況
訳文ニュアンス
突然ですが「のっぽ」とか「太っちょ」とか、
そういう単語って使いますか?
うん、使いませんよね。たぶん。
こういう単語って、外国語の翻訳でよく目にします。
というかもう、それのみですよね、実質ね。
少し前にも、ネットニュースでそういう訳文を目にしました。
とある国のトップ同士の口撃の応酬。
なかなかのヒートアップぶりで、連日ドキドキしてました。
ある日の口撃は「ふん、チビで太っちょだぜ、あのヤロウめ」という感じのもの。
発言の内容よりも、私的に気になったのはですね、
こういう訳文を書いた翻訳者がいるということですね。
今や日本語としてまともに耳にしない言葉だけど、
訳文の中では(たぶん)まだまだ現役だということ。
それってある意味すごいことだと思います。
いかにも翻訳っぽいっていう単語や文章があるんですよね、世の中には。
たしかに「あ、翻訳された言葉だ」っていうニュアンスが伝わりますね。
その言葉のセレクトの基準、ちょっと興味があります。
なんだか滑稽な感じがして、割に好きだったりします、こういう単語。
「ヘイ、ガイ、こんなしみったれた雨の日にどこ行くんだい?」
なんて道行く人に言われたら、なんだかドラマティックな1日になりそうじゃないですか。
そういうくだらないこと考えて時間を浪費してるうちに、雨の月になっちゃいましたね。
やれやれ、明日も雨だってよ。雨なんてもう、まっぴらごめんさ。
まったく、ついてねぇよな。こんなシケた季節に出張まみれなんてよぅ。