松尾画報

辺境のカンガルーの近況

詰めが甘い

娘がセミの幼虫を捕まえてきました。
まじかよ、何やってんだ、君。

その日は私の帰宅が遅かったのもあり。
夜遅くに出かけて、公園に放しにいくわけにもいかず。

そもそも逃すと、娘がすごく怒りそうだし。
だから妻も家まで連れて帰ってきたわけで。

うまくいけば、明日の朝に公園に連れて行けそうだけども。
娘もそれは了承してくれたわけだけども。

…夜、虫かごのプラ側面を引っ掻く幼虫。
カリカリいうとるな…ちょいうるさいけど、ま、許す。

がんばってもう一日だけ、幼虫でいてくれ。
明後日の朝には、それ、脱ぎ捨てていいから。

で、翌朝。脱皮して仰向けでもがいてるセミ…。
…もぉぉ!でも、そりゃそうだよねぇ!あぁ、もぉぉ!

ベランダの植木に止まらせてみましたが、
羽が微妙に曲がって傷んでいるような…。

木をほいほい登っていく元気はあるものの、大丈夫か、これ。
飛べるのか、飛べないのか。早よ飛んでどっか行ってくれ。

そもそもオスかメスかどっちだ、オスならまずいぜ。
仕事行ってる間にベランダでゴリゴリ鳴かれたら…。

仕方ないので、娘とともに近くの公園に放してきました。
うまく配偶者が見つかるといいんだけど。

そもそも最後の最後で捕まってんじゃないよ、君もさぁ。
なんで夕方に出てくるんだ、深夜にしなさいよ。

君、卒業式に風邪ひいて休むタイプだな。
最後まで気抜くな。台無しでしょ、今までの努力がさぁ。

早朝から公園でセミに説教してきました。
夏ですね。暑すぎて頭おかしくなりそうだぜ。