松尾画報

健康コラム

食から生活習慣を予防しよう 高血圧編パート1

食から生活習慣を予防しよう

高血圧編パート1

高血圧とはどんな病気でしょうか?

(実は、40歳以上の2人に1人が高血圧?まさに「国民病」です)

 

高血圧で自覚症状が出たとき、すでに生死に関わる病気が進行していたということもあります。

健康診断などで血圧が高いと言われたら、放置せずに!

 

血圧とは心臓が血液を全身に送り出す際の血管にかかる圧力のことです。

心臓が収縮して血液を送り出したとき、血液にいちばん圧力がかかることを最高血圧、

そのあと、心臓が広がり圧力がいちばん低くなることを最低血圧といいます。

最高血圧、最低血圧のどちらかが高い値でも高血圧といいます。

高い値とは、最高血圧が140㎜Hg以上、最低血圧が90㎜Hg以上です。

高血圧の自覚症状はあまりはっきりせず、頭痛、めまい、肩こり、むくみ、動悸など

がありますが、これらは、他の原因によるものもあり、知らないうちに高血圧が進行している場合もあります。

 

高血圧がどのように体に悪いのでしょうか?

高血圧が続くと、血液の圧力に耐えるために、動脈の血管壁が厚くなり、これが慢性化すると血管は弾力性を失い、硬化していきます(動脈硬化)

動脈硬化が起こると、血管がもろくなり、傷つきやすくなり、出血を起こすことがあります。

脳で起こると脳出血の状態です。

また、血管が傷つくと、コレステロールなどの脂質が溜まりやすくなり(梗塞)、さらに内腔が狭くなり、血液の流れが滞ることで、臓器へ栄養、酸素が届かず、臓器が壊死してしまいます。

心臓なら心筋梗塞、脳なら脳梗塞になります。

血管が多く集まっている場所(脳、心臓、腎臓、目の網膜)などが高血圧の影響を受けやすい臓器です。

 

高血圧危険度テスト!

☆□タバコを吸う習慣がある

☆□コレステロール値が高く、高脂血症と診断されている

☆□肥満気味である  BMI25以上

☆□糖尿病と診断されている

☆□お酒をよく飲む(大瓶2本、ワイン4杯以上)

☆□外食が多い

☆□食事は濃い味付けのものが好き

☆□野菜が嫌い

☆□麺類の汁を飲む

☆□運動をあまりしない

 

2つ以上チェックがついた人は高血圧の危険度が高いようです。一度血圧を測ってみましょう。