健康コラム
食から生活習慣を予防しよう 高血圧編パート3
食から生活習慣を予防しよう
高血圧編パート3
いつも食べている食品や調味料にふくまれている塩分量を知っていますか?
塩分に少し興味をもちませんか?
1食あたりに含まれる塩分の量(1人前) 大さじ1杯あたりに含まれる塩分の量
すき焼き定食 | 9.0g | ちらし寿司 | 5.0g | 食塩 | 15.0g |
豚生姜焼き定食 | 7.2g | 中華どんぶり | 4.9g | 濃い口醤油 | 2.5g |
カツ丼 | 6.9g | 焼きそば | 4.8g | 薄口醤油 | 2.8g |
ブリ照り焼き定食 | 6.9g | うな重 | 4.7g | 味噌 | 2.4g |
なべ焼きうどん | 6.7g | たぬきそば | 4.7g | トマトケチャップ | 0.6g |
五目そば | 6.5g | チャーハン | 4.7g | マーガリン | 0.3g |
ラーメン | 6.3g | スパゲティー | 4.1g | バター | 0.3g |
にぎりずし | 5.9g | ざるそば | 3.8g | マヨネーズ | 0.3g |
親子丼 | 5.4g | 天丼 | 3.6g | ドレッシング | 0.5g |
きつねうどん | 5.2g | お好み焼き | 3.1g |
現在、日本人1人あたりの平均塩分摂取量は男性が11.0g、女性は9.2gです(2016年国民健康・栄養調査)。しかし、厚生労働省の1日あたりの塩分摂取量の目標値は男性8g 女性7gです。
高血圧の患者さんでは、1日の塩分摂取量は6g未満が推奨されています。
また、高血圧は、同一家族内で発症することが多いものです。
お母さんが濃い味が好みだと、家の食事が濃い味付けになり、家族全員が高血圧になりやすい体質になってしまいます。さらに、味の濃いものは刺激があり、つい食べ過ぎるため、肥満にもつながります。今日の食事がどれくらいの塩分を摂っているか、少し意識してみましょう。
「ナトリウム表示」と「塩分量」は同じではありません!
包装食品の栄養成分表示は、塩分ではなくナトリウム(Na)表示するように義務づけられています。
Naの表示単位がgの場合は、2.5倍すると食塩の量に換算することができます。
(参考)1ℊ=1000㎎
例)カップ麺の場合、スープまで飲むと塩分は6g。1日当たりの摂取量とほぼ同じになります。
レトルト食品や加工食品に、意外に多くの塩分を有していることがわかります。
薬剤師ママからのひとこと
からだが疲れたり、イライラするようなことがあると、味の濃いものが食べたくなりますね。
私は普段、おにぎりには塩をつけていないので、子供たちは無塩のおにぎりを喜んで食べています。
しかし、手作りのポテトチップには、塩味がしないからと文句を言われてしまいました。
本当に習慣ってこわいですね♪