松尾画報

辺境のカンガルーの近況

黄と黒

梅田を歩いていると、甲子園帰りの阪神ファンを見かけることがあります。

ユニフォーム姿で応援グッズを持った方達ですね。

阪神電車の駅もありますし、まあ、普通の光景だと思います。

老若男女、幅広く見かけます。

 

 

こないだはですね、外国人男性2人組の阪神ファンを見かけました。

ちょっと珍しい光景のような気もしますが、まあまあ、おかしくはないです。

そりゃあ外国人の阪神ファンだっているでしょう。

観光客ではなくて、日本在住の可能性が高いとは思いますが。

 

 

その二人ね、おそらく議論のようなものをしながら歩いていたんです。

バットを振る身振りなんかを交えつつ、二人とも早口で話しています。

何語かわからない言葉(少なくとも英語ではない)で、ものすごく早口です。

真剣な顔つきです。ヒートアップしています。

 

 

何を話しているのか、当然、私にはさっぱり分かりません。

しかし、ところどころ「トリタニ」という単語だけは聞き取れます。

私、プロ野球は詳しくないですが、さすがに鳥谷選手の名前は知っています。

こう、なんていうのかな、なんだかちょっと嬉しくなっちゃいましてね。

 

 

その二人、真剣な表情でしたが、すごく楽しそうに見えたんですよね。

街中で(おそらく)鳥谷選手のプレーについて真剣に議論しながら歩いている。

野球愛・阪神愛が伝わってくるというかなんというか。

なぜかこっちのテンションも少し上がります。うん、ポジティブです。

 

 

清掃活動している小・中学生を見るとなんだか嬉しくなるのと同じように、

ああいうスポーツ観戦帰りの人を見ると嬉しくなります。

スポーツに熱中することって、いいですよねぇ。

人や街に元気があっていいなぁ、という気持ちになります。

 

 

私もいつか、ドイツ・ドルトムント市でサッカー談義をしながら、街を歩きたいもんです。

まあ、そんな旅行する時間もお金もありませんが…。