松尾画報

松尾の独り言

クリスマスイブ

松尾です。ものすごく、お久しぶりです。

12月24日、クリスマスケーキを受け取るため、夕刻に車で出かけました。

自宅に程近い歴史あるカトリック幼稚園の前の信号で止まってしまいました。普段さほど目立たない校舎の中に、ぎっしりと人が集っており、年配の方、初老の方、子供達など、老若男女問わず、仕立ての良さそうなジャケットやお着物で正装された方々の姿があり、ご婦人の中にはベールを被った方のお姿も見受けられました。

このクリスマスイブの夜が始まるワクワクした時に、この人達は何故?と思った瞬間、私自身が中高お世話になった学校での宗教の授業で時々行われる聖堂(おみどうと呼ばれていました)でのミサを思い出しました。

記憶に残っていることは、マタイによる福音書?の中でのイエス・キリストの言葉で、「右の頬を叩かれたら、左の頬も差し出しなさい」という言葉です。

今の自分の息子達よりも若かったその当時、「何で、余計に殴られなあかんのか解らん」というのが正直な感想でした。

しかし、今、その事を考えると、その言葉を肯定的に受け入れることができ、明日からの活力を得た気がしました。

私なりの勝手な解釈ですが、無償の愛情、全てを受け入れる心、稲穂の実と言ったことが、人としての在り方であるように思えました。

御堂筋のイルミネーションと同じくらい、満月も美しく感じました。

頭の中では、故深堀英二校長先生(神父様)の、粛々としたお声「~、父と子と聖霊のみなによりて、アーメン」という響きがはっきりと残っています。