松尾画報

松尾の独り言

平成最後の診察

松尾です。
非常にお久しぶりです。
今日、4月27日(土)、意識せずにクリニックに早めに出勤していました。いつもは、診療開始時間ギリギリに出勤しているのですが、何故か30分程早めに出勤していました。
前日朝の火災の誤報が無意識に頭にあったのかも知れません。
診療開始の定位置についた時、クラーク当番の事務スタッフから「平成最後の診察ですね」と声をかけられ、何だか気持ちが引き締まりました。
平成2年に大学を卒業し、医師としての時代をほぼ平成の流れと同じくして成長させて頂いてきました。
幸か不幸か、患者様の数は落ち着いており、私の中では平成最後の患者様はどの患者様になるのだろうとおぼろげに想像しながら、精一杯の診療を行いました。
最後の患者様は、何時も過労で体調を崩し受診してこられる30才代男性のMさんでした。
軽い感冒でしたが、「来週からベトナムに往くんです。それまでに絶対治したいし、向こうで何かあった時のための薬が欲しい」とのことでした。
私は思いつく限りの、処置と処方をし、診察終了間際、彼は「初めての10連休なんです」と話してくれました。
私は、「思いっきり、楽しんでおいで!!」と声をかけれました。
平成最後の診察を、私の理想とするやり方で対応出来て良かったです。