松尾画報

駒汚れなく道険し

金龍 角行・飛車

先日王位戦七番勝負の第ニ局が行われ、藤井聡太王位が豊島将之竜王に102手で逆転勝利し1勝1敗のタイにしました。戦局は先手番の豊島竜王が仕掛けた角換わり早繰り銀に藤井二冠が乗っかって、相早繰り銀という前例が少なくちょっとしたミスが大きく響く力が試される将棋だったようです。棋譜が確認できていないので詳しくはわかりませんがずっと豊島竜王ペースだった中一瞬の隙を見逃さず逆転、最後は長手数の詰めを見逃さず藤井二冠の勝利。さすがです。もしかしたらこれで豊島竜王への苦手意識も消えたかもしれません。次局も楽しみです。

さて。金龍の角行と飛車を彫り終えました。先日紹介した龍馬のミスもそのままです(泣)

一部ミスはしましたが彫っている最中の手応えはなかなかで、今までで一番の滑らかな出来では?と思っていましたが、漆を入れて仕上げてみると輪郭はガタガタ、イメージしてた線になってないところばかり。。

丁寧に、かつスムーズに彫ったつもりだったのになぁ。こうも彫っている時と仕上がってからの出来に差があるとはなぁ。やっぱり難しいなぁ。

とにかくこの駒を天童のお師匠のところに送って指導して頂きます。ドキドキ。