松尾画報

辺境のカンガルーの近況

京都マラソン記vol.5

さて、コース北端を超え、賀茂川沿いを南下。

川沿いは景色がひらけて空が広くて、いい感じです。
給水や給食も数回やってみて、コツが掴めました。

速度を落として近づき、奥のを取れば人とぶつからない。
トイレは後半にはもう行かなくて大丈夫、タイムロスはない。

よし、スペースも空いてきたし、飛ばしていかないとな。
長い北山通の往復に挑みつつ、そう考えていました。

ただ、給水のたびに太腿の張りを感じます。
走ってても気づかないけど、ゆっくり歩くと張りが…。

おや、いつもの練習では感じない張りだな…。
これって…この後どうなるの?大丈夫なのこれ?

この20〜30km間が一番ツラかったです。
焦り、張り、迷い、恐怖、まだまだ残っている距離。

そもそも私、レース前の練習で走った最長距離が15km。
15km以上走ると、身体がどうなるか知らないんですよね。

練習でもっと長距離を走り込んどけや!って話ですけど。
いやー、まー、仕事とか忙しかったし、ははは…。

植物園内でまた混み合ってきたので、早歩き的な走り方に移行。
すでに攣ってる感じもある太腿を労ります。

再び加茂川を南下、今度は河川敷。ここも狭い。人混み。
スピードを出せない場所は、割り切って回復に当てるべきだな。

河川敷を抜けると、太腿の攣った感じも和らいできました。
周りは歩いている人だらけ、よしスパートをかけるか!

ミニトマトを4個口に放り込んで、
リスみたいな顔しながら駆け出したのでした。

つづく

………おかしいなぁ、全5回で後日譚まで書き切る予定だったのに。
私、無事にゴールできたんでしょうかね?乞うご期待。