松尾の独り言
奈良宣言
3月3日、大学のOB会奈良県支部総会がありました。講演会では、大学の同級生で現在奈良県立医科大学消化器・代謝内科准教授の赤羽たけみ先生にお話し頂き、またしても私が座長を務めることになりました。出世された同級生の講演の司会ができることは、独特の嬉しさがあります。
講演は、代謝異常から見た脂肪性肝疾患〜「奈良宣言2023」を踏まえて、と題してお話しされ、内容は多く非常に勉強になりました。
内容が濃く、ブログでは全てをお伝えすることができないので、要点の一部のみ紹介します。
※脂肪肝からの発癌が増えつつあり、予後が悪い。
※糖尿病を合併していると、より悪い。
※適切に対応するために昨年「奈良宣言」が提唱され、ALTが30を超えていれば消化器病の専門医を受診すべき。
※これまでの脂肪肝/脂肪性肝疾患を表すNASH/NAFLDの名前をなくし、MASH/MASLDなどSLD(脂肪性肝疾患)としてより細分化されつつある。
など、書けば書くほど理解しづらいので、追々、診察の中で患者様とともに確認し、少しでもわかり易い言葉で説明していきますね。
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