松尾画報

辺境のカンガルーの近況

がまくんとかえるくん

小2の娘、国語の宿題で「音読」があります。
教科書を声に出して読む宿題。

私、小学生の頃は国語の授業が大好きで。
新しい教科書をもらった日に全部読んでいたものです。

「今年の授業はこの話の勉強が一番楽しみだな」
そんなことを4月に考えていました。国語狂だな…。

そんなわけなので、娘の国語の教科書もパラパラとめくり、
「今年はここが面白そうだな」なんてやっぱり見当づけ。

さて、今日の音読宿題はその面白そうな話。
アーノルド・ノーベル作「がまくんとかえるくん」。

さあさあ、早く読んで聞かせてくれよ。
長い話だけど、感情込めてしっかりとね。

今まで一度も手紙をもらったことのないがまくん。
手紙を書いて、かたつむりくんに配達をお願いするかえるくん。

手紙が届かないか待つ時間が嫌になっちゃうがまくん。
僕が手紙を書いたから届くよ、と言っちゃうかえるくん。

君が?なんて書いたんだい?って聞いちゃうがまくん。
「僕は君の友達であることを誇りに思っています 君の親友・かえるより」

『ああ』『とってもいい手紙だ』
とても幸せな気持ちで、手紙が届くのを待つ二人。

そんな感じの話なんですが…聞きながら、涙腺がゆるみます。
さらっとしてて、でもなんかすごくあたたかくてイイ。

潤んだ目を見せるのはやっぱりちょっと恥ずかしいので、
聞きながらも娘に背を向けて、シンクを掃除したり。

カウンターキッチンじゃなくてよかったよ、我が家。
最高じゃない、がまくんとかえるくん。

来年の教科書も楽しみですね。
3年生も音読の宿題あるのかな?あってほしいなぁ。