松尾画報

辺境のカンガルーの近況

AIの使い方

デザインの仕事の中にも、少しずつAIが入ってきています。
AIというか、AIを活用したアプリの機能。
ニュアンス的には、そんな感じでしょうか。

けど、自動の作業って今に始まったわけではなく、
昔から自動にまかせている部分は多々ありました。
全部が全部、イチから作り上げると時間が足りないもので。

Photoshopでの、写真の大まかな切抜作業とか。
Illustratorでの、事前に登録した連続する作業の実行とか。
そういう「手動でない」アプリやサイトまかせの作業。

けど、最近の傾向としては、
「事前に想定されたシチュエーションに対処だけじゃない」
というような事例が増えている気がしますね。

なんていうか、その場で個別に分析して対応するような。
アップロードした写真を分析して、
テキストを判別して文字起こししてくれたりとか。

もちろん「事前の仕込み・学習」が必要なシステムなので、
本当に初見のものに対応してるわけじゃないですけど。
それでも、目の前の案件を分析して処理してくれる。

オーダーメイドっぽいというか、そういう感じです。
「これ探して → 該当データなし」だった無茶振りへの答えが、
「これ探して → いくつか候補を見繕ってみたよ」になった感じ。

もちろん、結果は完璧じゃないんですけど、
ま、とりあえず一回やらせてみるか、とはなりますね。
ダメなら仕方ない、手動でやればいいじゃない。

…とは思うんですけど、いやー、やっぱ手動は面倒。
一回慣れちゃうと、今までやってきた手動がすごく面倒。
なんとかしていい結果が出ないかと、伝え方を工夫しちゃったり。

あんまり楽すると元には戻れないかもなぁ、とは思いますけど。
でもじゃあ、車乗らずに全部歩くのが正しいことか?って話ですし。
付き合い方をしっかり考える必要がありますよね。